小平の水辺をつくる下水処理場

2018年5月8日

 2月の建設委員会で昭島市にある多摩川上流水再生センターを視察しました。ここでは青梅市、昭島市、福生市、羽村市などの下水を処理し多摩川に放流していますが、一部を「清流復活事業」として野火止用水、玉川上水に水を供給しています。処理水をさらに砂ろ過・オゾン処理して送水管で小平監視所そばの分配槽に運ばれます。そして、野火止用水には日量9400トン、玉川上水には15000トン水を流しているそうです。下水処理水を活用したこの事業が始まったのは、野火止用水が1984年、玉川上水が86年です。流れが復活した水辺空間は、今では小平市のたいせつな憩いの場であり、代表的な財産となっています。
 訪ねた多摩川上流水再生センターは多摩川のへりにありますが、川を挟んで向かい側に八王子水再生センターがあり、両方をつなぐ連絡管も造られています。両センターが補完しあいバックアップ機能もあるということです。また、1階ロビーには小さな水族館、さらに展望台もありました。展望台は8階ほどの高さとのことでしたが、階段しかなく運動不足の身には応える高さでした。展望台から多摩川を眺めると、流れは狭く水量も少ないように見えます。下水処理水も貴重な水資源としてさまざまに活用していくことが必要だとあらためて感じた視察でした。

*写真(上):階段で行った展望台から見た施設地上部の公園。右方向が昭島市街地